飲食店を経営しようとされている方はたくさんいると思います。
そういった方に役立つ情報を発信できれば幸いです。
飲食業は他の業種に比べ、忙しいことで知られています。
開店前の仕込みや店舗スタッフのシフト調整など、営業時間外にもやることがたくさんあります。
経営について学びたくても、まとまった時間が取れない方が多いはず。
そんな方に朗報です。
こちらのコラムでは数回にわたって、飲食店の経営やマネジメントに関する基本的な用語について解説していきます。
日々の店舗運営で忙しい方もこの記事で少しずつ学び、ご自身の経営に活かしていきましょう。
今回は第1回、人時売上高についてです。
人時売上高とは?
人時売上高とは、1人の従業員が1時間にどれだけ売り上げをあげたかを表す指標です。
一般的な飲食店には業種業態にもよりますが5,000円を超えることが基準になっています。アルバイトの時給が1,000円~1,500円程とするとかける人件費の約3~5倍は稼ぎ出して欲しいというのが経営者視点での考え方です。これが高すぎると良いかというと実はそうでもありません。大切なスタッフの離脱や離反にも繋がることもありますので適切な投資と収益のバランスが重要です。ではこの人時売上を改善していくにはどうしたらよいのでしょうか。
人時売上高を改善するには?
人時売上高を改善する方法は大きく分け2つあります。
実際にはそんな単純なものではありませんがここではよりわかりやすくシンプルにお伝えできればと思います。
①売り上げを伸ばす
②人件費を落とす
①の売り上げに関しては、一朝一夕で達成することは難しいでしょう。広告費などの投資も必要になりますよね。トップラインを伸ばすのが難しい状況のときもそうです。特にコロナ禍においては集客にかけられる投資や営業時間が限られていますので難しいでしょう。
それに対して②の人件費の削減についてはアプローチは様々あります。最近では飲食店DXなどがよく聞かれますが、人的なオペレーション部分をITやツールを導入し業務を効率化することで早期改善に繋がったという声も良く聞かれます。
まとめ
多くの飲食店では、予約管理システムや順番待ちシステム、シフト管理システムなどのツールを導入するなどして店内のオペレーション改善や生産性向上、労働生産性アップにつなげている企業が増えているようです。
みなさんも、ご自身の経営環境に合った最適なツールを導入して業績を伸ばしていきましょう。